夏場や冬場に欠かせないエアコンは「つけっぱなしでも壊れることがないのか」が気になるところです。
生活環境によってはエアコンを1ヶ月以上つけっぱなしにすることもあるため「壊れるかな?」「火事がおきる可能性は?」など心配の声も聞かれます。
そこで今回は、エアコンをつけっぱなしした場合の故障を防ぐ注意事項やポイントを解説していきます。
▼この記事に書いていること
トラブルでよくある水漏れや臭い・カビの発生、エアコンのつけっぱなしで感じる喉の痛みへの対策も紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
エアコンのつけっぱなしは壊れるのは本当?
エアコンのつけっぱなしですぐに壊れることはありませんが、エアコンの寿命が短くなるという意見もあります。
▼エアコンをつけっぱなしについての意見
- 1日つけっぱなし程度では壊れない
- 仕事上、夏場の数カ月間つけっぱなしでも大丈夫
- 連続使用について特に注意事項はない
- 夏冬つけっぱなしで5年で壊れた など
夏場・冬場にエアコンをつけっぱなしという方も多く、中には夏冬は24時間稼働させて14年使用できたという方もいました。
ただし、エアコンのつけっぱなしですぐに壊れることはないといっても、以下のような多少の不具合が出てくることはあるようです。
つけっぱなしでも長くエアコンを使い続けられるように、適切な使用方法の参考にしてください。
エアコンのつけっぱなしで臭い?
エアコンをつけっぱなしにすることで、「汗臭い」「変な臭い」が発生したという方は多いです。
この臭いの原因には、以下のようなことが考えられます。
▼エアコンの臭いの原因
- カビ・雑菌の繁殖
- 生活臭(汗、料理、ペット、タバコ等)
- ドレンホースの汚れ など
特に冷房を頻繁に使用する時期は、エアコン内の湿度が高い状態なので臭いの発生が起きやすいです。
定期的なフィルター掃除やエアコンのおそうじ機能を活用して、臭いの発生を抑えましょう。
臭いが焦げ臭い場合は、電気系統の故障やモーターの損傷で火災の危険があるため、すぐにエアコンを停止し、点検・修理の依頼をしてください。
エアコンのつけっぱなしで故障?
エアコンのつけっぱなしですぐにエアコンが故障することはありません。
しかし、つけっぱなしにした場合は通常使用よりも部品の消耗しやすかったりフィルターに汚れが溜まりやすかったりする傾向にあります。
そのため、何カ月も連続でエアコンをつけっぱなしにしている場合はエアコンの寿命が短くなると理解しておきましょう。
エアコンのつけっぱなしは効かなくなる?
エアコンのつけっぱなしを長時間連続で行うと、効かなくなることがあります。
▼エアコンが効かなくなる原因
- フィルターにホコリが溜まっている
- エアコンの能力が部屋の広さに不適合
- 室外機に熱がこもっている など
中でも多いのは、「フィルターのホコリ詰まり」です。
エアコンのつけっぱなしは稼働時に常に部屋の空気と一緒にホコリも吸い続けているため、フィルターに汚れが溜まりやすくなります。
エアコンをつけっぱなしにすることが多い場合は、2週間に1回はフィルターの掃除を行いましょう。
エアコンを1ヶ月つけっぱなしは壊れるの?
エアコンを1ヶ月つけっぱなしにしても壊れることは少ないです。
ですが、掃除やメンテナンスなしで1ヶ月つけっぱなしはエアコンの効きが悪くなったり臭いが発生したりするリスクがあります。
実際に1ヶ月以上つけっぱなしにしているという方からは、「消耗が激しい部品は、寿命が来る前に交換している」という意見もあります。
エアコンは長期使用製品安全表示制度の対象
エアコンは長期使用製品安全表示制度の対象となっています。
▼長期使用製品安全表示制度とは
家電の安全に使える期限を表示して、経年劣化による火災などの重大事故を防ぐためのルールのことです。対象品には「製造年・標準使用期間・注意喚起」を製品の見やすい箇所に消えない方法で表示する義務があります。(参考1):経済産業省‐長期使用製品安全点検制度及び…P.29
エアコンの標準使用期間は10年が目安です。
この制度の対象だからといって、エアコンを24時間つけっぱなしにしたからすぐに壊れることはありません。
10年以上経過したエアコンを使用している場合や不具合を感じる場合は、製品自体の寿命なので安全に使用するためにも買い替えや点検を検討してください。
連続運転よりもつけたり消したりが負担になる
エアコンは連続運転よりもつけたり消したりした方が負担になる場合があります。
それは、エアコン起動時が一番パワーを消費するからです。
また使用する時間によっても連続運転の方が電気代が安い場合もあります。
エアコンをずっとつけっぱなしにしてもすぐに壊れることはないため、稼働時間を上手くコントロールすれば経済的です。
エアコンに連続運転の限界はない?
エアコンの連続運転には明確な限界というものはありません。
エアコンを24時間程度つけっぱなしにしてもすぐに壊れることは無いと考えてよいでしょう。
ですが、長期間に渡っての連続運転は製品自体の負担が大きくなることは確かです。
稼働時間が長くなればなるだけ、フィルターのホコリ詰まりや部品の負担につながることになります。
エアコンの連続運転について、製品寿命や注意点についてまとめました。
エアコンのつけっぱなしで寿命が短くなることも
エアコンをつけっぱなしにした場合は、部品への負担がかかるため製品寿命が短くなると考えておきましょう。
エアコンは国の定めた長期使用製品安全表示制度に基づき、安全に使用できる目安期間を10年としています。
長期間エアコンをつけっぱなしにしている場合は、10年未満で寿命がくる可能性があります。
古い機種は要注意!目安は何年前?
備え付けのエアコンの効きが悪い場合は、古い機種という可能性があるため注意が必要です。
エアコンの古さを見分けるには、エアコン本体についている長期使用製品安全表示の製造年を確認してください。
製造年が10年以上前であれば、エアコンの標準使用期間を越えているため古い機種と判断できます。
古い機種はエアコンの効きが悪い・振動音・臭い・水漏れなどのリスクを伴うため、業者点検や買い替えをおすすめします。
エアコンのつけっぱなしで火事になる?
冷暖房問わず、エアコンをつけっぱなしにすることで火事になることはほとんどありません。
しかし、エアコンは電化製品なので異常や故障などから火事になることは考えられます。
▼エアコンのつけっぱなしが火事になる原因
- コンセント部分へのホコリが溜まる
- 経年劣化による部品の損傷・消耗
- フィルターのホコリ詰まり
- 延長コード・たこ足配線の使用 など
延長コードやたこ足配線から電源を引くことは、エアコンの使用電力にコードが耐え切れずに発火する恐れがあります。
必ず部屋の壁にあるエアコン専用コンセントを使用してください。
万が一のエアコンからの火事を防ぐために、日頃から気をつけることを次の見出しにまとめました。
フィルター掃除やメンテナンスで火事を防ぐ
エアコンからの火事を防ぐために、定期的にフィルター掃除やメンテナンスを行いましょう。
お掃除ランプの点灯やフィルター掃除機能などがない場合は、1~2週間に1回程度のフィルター掃除をしてください。
その他にも、以下の事項をセルフメンテナンスで確認できます。
▼エアコンのセルフメンテナンス
- フィルター掃除(2週間に1回程度)
- 本体・吹き出し口を拭く
- コンセント周りのホコリ清掃
- 室外機周辺の掃除 など
本体や室外機をセルフメンテナンスする場合は、必ずコンセントを抜いてから行いましょう。
エアコンのつけっぱなしで部屋にカビ?
エアコンのつけっぱなしで部屋にカビが発生することがあります。
▼エアコンつけっぱなしによるカビの原因
- エアコン内部が常に高湿度とホコリ蓄積
- エアコン内部のカビ胞子がエアコンの風で飛散
- 冷房による冷え過ぎで室内に結露が発生
エアコンの使用(特に夏場)は、エアコン内部が湿度とホコリでカビの発生しやすい状態になっているため、仕方のないことです。
そのため、カビの発生を少なくするための対策を紹介します。
24時間つけっぱなしでもカビや結露対策
エアコンを24時間つけっぱなしにする場合は、エアコン内部を乾燥させる時間をあえて作ることがカビや結露の対策になります。
冬場の暖房は、エアコン内部が熱くなるため湿度を抑えることができます。
エアコン内部の湿度が発生しやすい冷房時の対策をまとめました。
▼24時間つけっぱなしでもできるカビ対策
- 週に1・2回、数時間の送風運転
- 冷やし過ぎない(最適:約26~28度)
- 1~2週間に1度のフィルター掃除
エアコンから飛散したカビ胞子の付着を防ぐために、サーキュレーターの併用もおすすめです。
エアコンつけっぱなしで水漏れする?
エアコンのつけっぱなしは水漏れトラブルを起こすことがあります。
つけっぱなしだけではなく通常使用の場合でも、エアコンの水漏れはよくあるトラブルとして挙げられます。
エアコンからの水漏れの原因は、以下のようなものがあります。
▼エアコンの水漏れの原因
- ドレンホースの詰まり
- フィルターのホコリ詰まり
- 屋内外の温度差による結露 など
よくあるエアコントラブルである「水漏れ」を防ぐための対策を紹介します。
こまめな清掃と設定温度で対策
エアコンからの水漏れは清掃や温度設定で対策をすることが可能です。
▼エアコンからの水漏れ対策
- 1~2週間に1回程度のフィルター清掃
- 設定温度を屋外気温に近づけて設定
- ドレンホースからの排水確認
- 10年以上使用している場合は買い替え など
ドレンホースはエアコン本体から屋外に出ている排水管です。
枯れ葉などで出口がふさがっていたりホース内に汚れが詰まっていたりする場合があるので、取り除くことで水漏れが解消する場合があります。
このような対策をおこなっても水漏れが改善されない場合や、無理に直そうとせずメーカーや業者に依頼をしましょう。
エアコンつけっぱなしで喉痛い|風邪にかかりやすい?
エアコンのつけっぱなしは「喉が痛い」「頭痛がする」などの症状が出ることがあります。
エアコンのつけっぱなしは空気の乾燥やカビの飛散などで、喉の炎症やウイルスを体内に入れやすい状態になります。
また、室内外の温度差で自律神経が乱れることで体温調節が上手くいかず、免疫力が下がるため風邪にかかりやすい状態になりやすいです。
冷房の部屋にいすぎると体がだるいと感じるのは「冷房病」とも呼ばれ、自律神経が乱れている状態なので注意する必要があります。
エアコンのつけっぱなしで体がだるいと感じたら、以下のような対策を試してみてください。
▼冷房病の対策
- 設定温度を26~28℃に設定
- 風向きを直接当たらないようにする
- 席を立つ、屈伸などの軽い運動をはさみ血流をよくする など
エアコンをつけっぱなしにしなければいけない状況では、どのような対策をすればよいかを紹介します。
ホテルのエアコンつけっぱなしの対策とは
旅行や出張などのホテルでもできるエアコンつけっぱなしによる乾燥対策をまとめました。
▼ホテルでのエアコン乾燥対策
- マスクをして寝る
- 室内に濡れタオルを掛ける
- グラスに水を入れて枕元に置く
- 使用後の風呂場のドアを少し開けておく
- ホテルの加湿器を利用する など
全館空調のホテルなどは温度設定ができないこともあるため、乾燥対策をしっかりして喉や体調のケアをしてください。
新生児がいるならエアコンはつけっぱなし!夏や冬は?
新生児がいる家庭では、赤ちゃんが快適に過ごせる室温に保つためにエアコンをつけっぱなしにする場合が多いです。
▼新生児に快適な室温
| 季節 | 快適温度 |
|---|---|
| 夏 | 約25~28℃ |
| 冬 | 約20~25℃ |
赤ちゃんは体温が高いため、大人が「少し涼しい」と感じるくらいが丁度よいとされています。
外気との温度差が5℃以内を目安にエアコンの温度設定を行ってください。
しかし、新生児のためであるとはいえ「エアコンをつけっぱなしは電気代が高くなりそう」と気になる方も多いです。
実は、エアコンをつけっぱなしでも電気代を抑えられる条件もあります。
詳しくは、こちらの記事を参考にしてください。
まとめ
エアコンはつけっぱなしでもすぐに壊れることはありませんが、エアコンの製品寿命が縮まる可能性があります。
夏場や冬場などは特にエアコンつけっぱなしにする機会が多くなりますが、以下のことを意識すればエアコンを長く気持ちよく使い続けることができます。
▼エアコンをつけっぱなしにする時のポイント
- 1~2週間に1度のフィルター掃除をする
- 適切な設定温度(冷房:26~28℃、暖房:20~22℃)
- 室外機の周辺整理や直射日光から守る
- 数時間の送風で機械内部を清潔にする
こまめな掃除と設定で、エアコンをつけっぱなしでも安心な生活を送ってください。
▼参考にしたページ一覧
(参考1):経済産業省‐長期使用製品安全点検制度及び…P.29

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