「エアコンはつけっぱなしの方が安い」という情報を見聞きすることがあります。
エアコンの使用時は電気代が発生するので「つけっぱなしで1日中は安いわけがない」「実際の電気代はいくらくらいだろう」などいろいろな意見があります。
そこで、今回はエアコンをつけっぱなしの方が安いのかどうかの真相を解説していきます。
▼この記事に書いていること
夏冬はエアコンの活躍機会が増えるため、つけっぱなし時の節電方法や冷暖房での電気代の違いもまとめました。
節電しながらエアコンを使用するために、ぜひ参考にしてください。
【結論】エアコンはつけっぱなしの方が安い?
エアコンのつけっぱなしが安いかどうかは、外出時間と季節によって異なります。
1日トータルで見た場合に、つけっぱなしの時間によっては節約にならない場合もあります。
▼つけっぱなしの方が安い外出時間(夏・冬)
| 季節 | つけっぱなしの方が安い 外出時間 |
|---|---|
| 夏場(冷房) | 30分程度まで |
| 冬場(暖房) | 30分~1時間程度 |
夏場は夜の方が低めの電力で設定温度にすることができるため、約20分~30分が電気代がお得な時間になります。
エアコンのつけっぱなしをめぐる意見には、以下のようなものがあります。
- 30分~1時間程度のつけっぱなしなら節約できる
- つけっぱなしの方が安いと聞いた
- どのくらいの時間つけっぱなしにするかによる
- 長時間家を空ける場合は消した方がよい など
ただし、家の構造や設定温度、エアコン自体の性能によってかかる電気代は異なります。
中には、「長時間の外出でもエアコンつけっぱなし」というように、稼働時間に限らずつけっぱなしの方が安いと認識している人もいます。
具体的にどんな場合であれば、エアコンをつけっぱなしの方が安いのか、電気代はどれくらいかかるのかなどを詳しく解説していきます。
エアコンつけっぱなしは何時間まで?外出時間は?
エアコンのつけっぱなしは何時間が適しているかは、30分~1時間程度が目安です。
これはエアコンをつけてから設定温度になるまでにかかる時間になります。
エアコンをつけっぱなしで外出する場合は、約1時間以内であればつけっぱなしでも電気代に響かないと言えます。
エアコンのつける・消すの調整については、以下のような疑問もよく見られます。
一つずつ解説していきます。
エアコンをつけたり消したりするなら何時間が目安?
エアコンをつけたり消したりする場合は、夏場は約30分、冬場は約1時間を目安にしましょう。
エアコンは、つけた時から設定温度にするまでに最も電力を使うため、途中で消してしまうと再起動した時にもまた大きな電力を使うことになります。
そのため、外気と設定温度の差が大きいほど時間と電力がかかるのです。(参考1):ダイキン工業株式会社‐徹底検証1!時間帯によって…
また、エアコンの暖房は冷房よりも電力を使うため、3時間程度の外出であっても消した方が節電になります。
つけっぱなしとこまめに消すはどっちがいい?
エアコンをつけっぱなしの場合とこまめに消す場合では、一概にどちらの方がいいと言い切ることはできません。
つけっぱなしの状態で外出時間が長くなるとエアコン稼働の電気代がかさむため、約1時間をめどにつけっぱなしか消すかを判断するのがおすすめです。
エアコンつけっぱなしの方が安い時間は?
エアコンをつけっぱなしの方が安い時間は、30分~1時間程度が目安です。
外気と設定温度の差が大きい真夏の日中や、真冬の朝晩は起動時の電力消費が大きくなります。
そのため、設定温度に達する前につけたり消したりすると、エアコンを再起動した際にまた大きな電力を使って設定温度にしようとするため電気代がかさみます。
エアコンつけっぱなしの電気代1日分は?夏と冬を比較
エアコンのつけっぱなしの電気代1日分は、約153.9円というデータがあります。(参考2):ダイキン工業株式会社‐徹底検証2!一日つけっぱなしにして…
こまめに消す場合は約118.8円なので、1日分に換算するとつけっぱなしの方が電気代は高いと言えます。
そのため、つけっぱなしにする時間や時間帯を考えた方が節電になります。
また、季節によっても消費電力が異なるため、夏と冬、冷房と暖房ではどのくらいになるのかを以下で解説していきます。
夏の1日の電気代は?冷房の場合
夏場に6畳の部屋で1日中エアコン(冷房)をつけっぱなしにした場合の電気代は、約127円が目安です。
約127円と聞くと安いと感じますが、これが数日や数カ月続くと電気代がどんどんとかさんでいきます。
▼冷房をつけっぱなしにした場合の電気代
| 1日中つけっぱなし (夏場/冷房) |
電気代 |
|---|---|
| 1日間 | 約127円 |
| 3日間 | 約381円 |
| 1ヶ月間(30日間) | 約3,810円 |
つけっぱなしの目安となる1時間程度であれば、消費電力を最低限に抑えられるため、外出時間に合わせてこまめに消すことで節電することができます。
冬の1日の電気代は?暖房の場合
冬場に6畳の部屋で1日中エアコン(暖房)をつけっぱなしにした場合は、約284円の電気代がかかります。
1日中で比べて見ても夏場の2倍以上の電気代がかかっていることがわかりますね。
こちらも夏場の冷房と同様に、3日間と1ヶ月間で電気代がどのように変わるか比べてみましょう。
▼暖房をつけっぱなしにした場合の電気代
| 1日中つけっぱなし (冬場/暖房) |
電気代 |
|---|---|
| 1日間 | 約284円 |
| 3日間 | 約852円 |
| 1ヶ月間(30日間) | 約8,520円 |
冷房よりも暖房の方が消費電力がかかるため、タイマー設定などをうまく使って長時間の外出や就寝時を乗り越えましょう。
エアコンの送風の電気代は?つけっぱなしでいい?
エアコンの機能の一つである送風の電気代は、つけっぱなしでも1日当たり約10円~13円と冷暖房をつけるよりも割安です。
つけっぱなしでもいいかどうかは、目的によって異なります。
空気を循環させる目的であれば、つけっぱなしでも約10円~13円程度で済むため電気代的にも問題ありません。
結露によるカビ予防の目的であれば、1~2時間程度の送風で十分です。
エアコンのプラズマクラスターはつけっぱなしがいい?
エアコンで空気清浄機能であるプラズマクラスターをつけっぱなしにすることは問題ありません。
空気清浄効果を持続するために、24時間つけっぱなしの方が効果的といえます。
プラズマクラスターは1時間あたり電気代が約0.6円とされており、1日中つけっぱなしでも約14.4円と経済的です。
エアコンの空気清浄機能はつけっぱなしにするべき?
先ほどのプラズマクラスターと同様に、エアコンの空気清浄機能は生活空間を清潔に保つという目的のため、つけっぱなしが推奨されています。
ただし、半日以上の外出など不在が長い場合や定期的に換気を行う場合などは、無理につけっぱなしにしなくても大丈夫です。
▼空気清浄機のつけっぱなしが推奨される場合
- アレルギーがある(ハウスダスト・花粉)
- ペットを飼っている(抜け毛、におい)
- 赤ちゃんや高齢者がいる など
エアコンの空気清浄機能は、1日中つけっぱなしでも電気代は約10円前後です。
静音モードなどの機能が付いている場合は、さらに安く約5円前後となります。
ペットがいるならエアコンはつけっぱなし?電気代は?
ペットがいる場合は、暑さ対策などでエアコンのつけっぱなしが推奨されています。
実際にペットのいる家庭のエアコンに関する口コミをまとめました。
▼ペットのいる家庭のエアコン事情
- 都心住みで24時間つけっぱなし
- 熱中症対策で1日中つけてます
- 仕事で外出中はタイマーセットで稼働させている
- エアコンと扇風機もずっとつけてます など
地域によっては「エアコンをつけていない」という意見もありますが、近年の猛暑にはペットの健康を心配して24時間稼働させている人が多い印象でした。
そこで気になるのが、電気代です。
知恵袋の口コミでは、ペットがいて24時間エアコンをつけっぱなしという方からは「電気代が倍になった」「4,000円くらい増えた」などのという意見が聞かれます。
住んでいる地域や家の構造、エアコンの性能によって電気代は異なりますが、1ヶ月あたり約11,000円~42,000円程度が相場です。
エアコンのつけっぱなしは本当に大丈夫なの?
エアコンのつけっぱなしは、期間によりますが基本的には大丈夫です。
帰省や旅行などで数日家を空ける場合でも、安全上の問題が起きるわけではありません。
ペットや観葉植物がいるなどの場合は、エアコンをつけっぱなしにしなければならないという状況もあるでしょう。
ただし、稼働時間が長いとエアコンに負担がかかるため部品の劣化や製品の寿命が早まる傾向にあります。
エアコンをつけっぱなしにしなくてもよい状況であるのならば、消したりタイマー設定を使ったりすることをおすすめします。
エアコンのつけっぱなし以外の節電方法!
エアコンの適度なつけっぱなし以外の節電方法をご紹介します。
▼エアコンの節電方法
- 設定温度を見直す
- 風量を自動に設定
- 室外機のチェック
- 暖房は風向きを下にして床から暖める
- サーキュレーターや空気清浄機を併用して風を循環させる
- カーテンを閉めて保温性を高める など
エアコンの設定の仕方や、節電につながる機能に関して詳しく説明していきます。
夏場や冬場のエアコンが活躍する時期に、ぜひ試してみてください。
エアコンの設定温度で節電は可能
エアコンの設定温度を、以下に設定することで節電することができます。
▼エアコンの推奨設定温度
| 適切な設定温度 | |
|---|---|
| 夏場(冷房) | 約26℃~28℃ |
| 冬場(暖房) | 約20℃~22℃ |
環境省は快適で省エネな室温として、夏季28℃、冬季20℃を推奨しています。(参考5):環境省‐エアコンの使い方について
エアコンの設定温度を1℃調整すると、約10%~13%の消費電力が削減されるため節電につながります。(参考6):一般財団法人省エネルギーセンター-家庭の省エネ大辞典
例えば、寒いからとエアコンの暖房を28度に設定してつけっぱなしにした場合は、外気温が低ければその分電力を使うため電気代が高額になる可能性があります。
エアコンの節電なら風量にも注意
エアコンの節電には風量を自動に設定することがおすすめです。
風量の自動設定は、エアコンの立ち上がりから設定温度に達するまでは強風で、設定温度に達したら微風というように、効率的に運転します。
さらにサーキュレーターなどの送風機を併用すれば部屋全体を素早く設定温度にすることができるので、より節電になります。
エアコンの節電で室外機も関係する
エアコンの節電には、室外機の状態も関係します。
そのため室外機周辺の環境が整っていないと、この熱交換が上手くいかずエアコンの効きが悪くなります。
「設定温度を下げても涼しくならない」などエアコンの効きが悪いと感じた場合は、室外機をチェックしてみてください。
エアコンのつけっぱなしでよくあるQ&A
エアコンのつけっぱなしに関しては、たくさんの疑問も寄せられていました。
いくつか紹介していきます。
エアコン3台をつけっぱなしにしたら電気代は?
エアコンを3台など複数つけっぱなしにする場合の電気代は、単純に1台あたりの電気代の3倍になります。
例えば、冬場に3台のエアコンをつけっぱなしにした場合は、1日だと約284円×3台=約852円です。
これを1ヶ月続けた場合は、約852円×30日=約25,560円となります。
部屋の広さや構造、エアコンの性能や季節によっても電気代は変化しますが、大体2万円~3万円以上の電気代が予想されます。
沖縄や地域でエアコンのつけっぱなしの時間は違う?
エアコンのつけっぱなしは30分~1時間程度が電気代を安く抑えられる時間ですが、これは沖縄や他地域であっても変わりません。
地域が変わっても、エアコンが起動時から設定温度に達するまでの消費電力が大きいことは変わらないためです。
外気温と設定温度の差が大きい地域では、サーキュレーターなどの送風機を併用して効率よく部屋を快適温度にするのがおすすめです。
まとめ
エアコンのつけっぱなしは起動時から設定温度に達するまでの30分~1時間程度であれば、つけっぱなしの方が安いです。
その後は、一定に電気代はかかるため長時間の外出の場合は、エアコンを消す方が節電になります。
エアコンの節電方法では、以下を試してみてください。
▼エアコンの節電方法
エアコンを賢く使って、快適な生活を送ってくださいね。
▼参考にしたページ一覧
(参考1):ダイキン工業株式会社‐徹底検証1!時間帯によって…
(参考2):ダイキン工業株式会社‐徹底検証2!一日つけっぱなしにして…
(参考3):シャープ公式‐プラズマクラスターって何?
(参考4):CDエナジー-犬や猫などのペットのエアコンは…
(参考5):環境省‐エアコンの使い方について
(参考6):一般財団法人省エネルギーセンター-家庭の省エネ大辞典
(参考7):ダイキン工業株式会社‐エアコンの性能を引き出す…

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